はたらき方の多様性に伴い、はたらく「空間」にも様々な個性が求められる今の時代。レンタルオフィスやコワーキングプレイス、オフィスビルなどの場所や物件、空間へのブランディングの需要がますます高まっています。
顧客の新しいニーズを捉えて、その答えを強みとして提供していくことで、はたらく人が求めるブランド体験につながります。ここでは、はたらく空間であるレンタルオフィスやコワーキングプレイス、オフィスビルなどのオフィスブランドをどのようにブランディングしていくのかを記載したいと思います。
ブランディングをひもとくメディア
大学卒業後、不動産会社勤務を経て2018年エフインク入社。プロジェクトでは主に企画設計・コンセプト開発・コピーライティング・進行管理などを担当。ブランドの想いをお客さまとともに紐解き、可視化し、社会へと届けることがなによりの喜び。
はたらき方の多様性に伴い、はたらく「空間」にも様々な個性が求められる今の時代。レンタルオフィスやコワーキングプレイス、オフィスビルなどの場所や物件、空間へのブランディングの需要がますます高まっています。
顧客の新しいニーズを捉えて、その答えを強みとして提供していくことで、はたらく人が求めるブランド体験につながります。ここでは、はたらく空間であるレンタルオフィスやコワーキングプレイス、オフィスビルなどのオフィスブランドをどのようにブランディングしていくのかを記載したいと思います。
上記リンク先にて、事例の課題や提案内容・成果をはじめ、実際のデザインなどブランディングの詳細をご紹介しております。記事と合わせてぜひご覧下さい。
入居者や顧客に選ばれるレンタルオフィスやコワーキングプレイス、オフィスビルなどを目指すにあたり、空間としての強みや想いを明確化することが重要です。ターゲットとなる顧客をイメージし、そのニーズに応えるブランドならではの想いや取り組みを明確化しましょう。
空間を通して何を提供したいのか?顧客が感じる価値はどこにあるのか?などの視点を持ちながら、チームで分析や協議を重ねたり、ワークショップなどで大人数で目指すべき方向性の可能性を広げて協議するのも良いでしょう。市場分析や価格競争のみならず、空間に対するデザインのこだわりや周辺環境への取り組みなど、幅広い視点を持ちながら、はたらく人のことを意識したブランド像を描くことが重要です。
組織内やチームでの協議が難航する場合は外部の視点を取り入れることも有効です。チーム内のみで進行を続けるとどうしても行き詰まってしまうことがあるので、社外やチーム外の方にヒアリングやインタビューなどを通して潜在的な強みを引き出すのも良いでしょう。
空間としての強みが明確になったら、それを顧客やチームに対して訴求力のある言葉としてブランドコンセプトを開発します。抽象的な想いをシンプルかつエモーショナルなコピーで表現にすることによって、顧客や入居者に対してのブランド価値を訴求しやすくなり、チームメンバーの実行力やモチベーションにもつながります。
ブランドコンセプトはブランディングにおける核となる言葉です。ブランドコンセプトを元にブランドのネーミングやブランドシンボルやブランドカラーなどの各種デザイン要素の開発、空間に対するデザインの考え方などを構築していきます。
また、空間に対するネーミングは入居者にとっては住所の表記となり、地図やweb上に記載される場合が多いので、表記や呼称に対する配慮が必要です。空間は入居者にとって広く長く使えるものが好ましいので、恒久性のあるネーミングが良いでしょう。様々な場所で同一ブランドとして物件展開の予定があるブランドや、ブランドの発展を想定している場合は、その可能性を踏まえてネーミングを開発する必要があります。あらかじめ展開の可能性を探ることで後に生じるブランド体系の崩れを防ぐことが可能です。
一般的にはブランドコンセプトを元にブランドシンボルやブランドカラーなどを設定し、VIを開発していきますが、空間へのブランディングに関しては、空間のコンセプトと連動させることによって一体感を持ったブランド展開が可能です。
外観サインや内部機能、建築素材や共用部の家具の選定など、空間に関する多岐の領域をブランドコンセプトと共鳴させることでブランド全体の世界観をより一体感を持って表現することが可能です。建築家と共にブランディングに対する考え方を共有し、積極的に表現を深めていくことで新しい空間としての世界観を生み出すことができるでしょう。ブランドシンボルやブランドカラーも各種サインや空間に適した表現として開発することができるため、より強固なブランド表現を醸成することができるでしょう。
また、空間だけではなく、webやSNSなどのオンスクリーンへのアプローチを加味した上で、全体としてデザインの世界観を作っていくことも意識すると良いでしょう。顧客や入居者にブランド価値を与える重要なアプローチになります。
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総合不動産デベロッパーとして幅広い事業を展開している日本土地建物株式会社。
エフインクは新たなオフィスブランドの立ち上げとして、ブランドコンセプトをはじめ、ネーミングやブランドシンボル、webサイトやコンセプトムービーなど、総合的に開発をおこないました。REVZOの空間に対しても、建築設計事務所選定のコンペ参加や施設内のサインピクトグラムの制作などを通してブランドディレクションの立ち位置から役割を担っています。
ブランド発表の3年前からプロジェクトを開始し、ブランドコンセプトとネーミングの策定はワークショップ形式で推進。これからの「はたらく」という概念と求められるオフィスブランドについて推進チームと協議を重ねました。
REVZOは1物件目の虎ノ門物件をはじめ、様々な場所で展開されています。
30年・300プロジェクト以上の豊富な
経験から培ったブランディングの進め方や、
詳細なCASE STUDYを
ご紹介しています。
「ブランディング」とはなんだろう?
知られていない魅力を伝えるための活動、
あるいは、見据える未来像をはっきりさせる作業。
携わる人たちが持つ技術やプロジェクトにかける思いが、
アウトプットへと結集していきます。
一言では説明できないからこそ、
そのプロセスは普段語られる機会があまりありません。
アウトプットが物語ることの素晴らしさを大切にしながらも、
「ブランディング」が持つ多様な側面を伝えたい。
FuFuFu Laboは、プロジェクトの背景とブランディングの
基礎知識の両面から、ブランディングをひもとくメディアです。