Delicious Smile株式会社バイテックベジタブルファクトリー
ブランディング領域
施策・制作物
ブランド立ち上げ / 企業理念・パーパス / ブランドコンセプト / ブランドネーミング / ブランドシンボル・ロゴ / 名刺・封筒・ツール / ブランドブック・パンフレット / パッケージ・プロダクト / ブランドイメージ・写真撮影 / イラストレーション / 展示会・イベント
ブランディング領域
施策・制作物
あらゆるニーズに対応できる「エレクトロニクスの情報プラットフォーマー」として、IoTやビックデータなどの先進技術を持つレスターホールディングスがそのノウハウを活かした植物工場での野菜栽培事業。2016年のコストコでの販売を皮切りに、ブランドがスタートしました。
ブランドのネーミングやロゴをはじめ、ブランドが発信する情報やワードのチョイスをマニュアルとして選定し、それらを元にしたパッケージやパンフレットなどブランドのコミュニケーション全般の開発担当としてプロジェクトをサポートさせていただいております。
・異常気象や季節の影響なく全国各地に365日安定量・安定品質・安定価格で提供。
・マーケティング戦略に合った企画商品にも迅速に対応可能。
・独自技術でサイズや量、食感までを自由にコントロールし、用途に合った野菜づくり。
・衛生管理を徹底した室内で、土を使わない無農薬の野菜づくりのため安心。
・土や害虫が付着する心配がなく、異物混入の可能性を限りなく排除。
・野菜が苦手なお子さまにも食べやすい上、様々な面で安心。
など、企業や消費者双方に嬉しい恩恵がいっぱいの植物工場野菜ですが、ブランドローンチとなった時期は世間の認知や認識も少なく、遺伝子組み換えや工業製品などの誤った理解によるマイナスイメージを想起する人々もいる中で、このような不信感や不安感などを払拭するブランドコミュニケーションを構築することがまず始めにブランドに求められた最も大きな課題でした。
まず始めに正しい認知と認識をしていただくことが最も重要であると考え、企業と消費者それぞれのベネフィットを徹底的に整理し、その上で出来るだけコンパクトに情報を精査。理解速度の向上や伝播のしやすさを考え、簡潔でわかりやすく端的な言葉のみを用いてまとめたコピーは、ブランドの様々な媒体で統一的に使用されております。
さまざまな恩恵がいっぱいの植物工場野菜ですが、最も重要なベネフィットは「おいしい笑顔」を提供することであると考え、直訳した「Delicious Smile」というわかりやすさや伝播性を考慮したネーミングをご提案。同時に、親しみやすくおいしさが直感的に伝わる「スマイルマーク」を、お子さまなど幅広い方に安心かつ、新時代の野菜を象徴するアイコンとしてブランドコミュニケーションの核としました。
「スマイルマーク」は現在、販売元である株式会社バイテックベジタブルファクトリーのシンボルマークとしても採用されています。
現在では、バイテックベジタブルファクトリーさまのご尽力により、国内最大規模の工場を全国に展開することにより北海道から沖縄まで供給ができる体制を実現。
コストコや全国のスーパーで多くのお客さまに愛され続けているとともに、ファミリーマートなど大手コンビニ全国店舗での採用をはじめ、大手外食チェーンやスーパーにも広くDelicious Smileの植物工場野菜が採用され、当初はグループの1部署での事業でしたが、「バイテックベジタブルファクトリー」として法人化も果たし、海外への展開も視野に業界を牽引する存在となっております。
販売の第一弾として、コストコでの販売を目的にフリルレタスのパッケージと配送用段ボールをデザイン。ブランドシンボルとともに、「デリシャス・ストライプ」と名付けたパターンをアイデンティティとすることで、おいしさや楽しさの印象を与えるとともに、広い店内においても目立つよう視認性を向上。
新規商品の参入が難しい売り場においても、非常に多くのお客さまにご好評いただき、いまや定番商品として多くの方に愛されております。ケールなど他の野菜でも展開するとともに、お客さまのご意見などを参考に新鮮な野菜がより見えやすく、品質の良さが伝わるようにパッケージをリニューアルいたしました。
国内はもちろん、海外のお客さまへの対応できるよう制作したパンフレット。詳細な説明文章はもちろん必要ですが、最も重要な情報を逃さず見ていただけるよう、ピクトグラムや大きく扱ったタイポグラフィを用いたデザインとしております。
おやさいがおいしいと、食事はもっと楽しくなる。私たちの使命は、おいしい・安全・栄養たっぷりの『きれいなおやさい』をつくり、おいしいスマイルをいっぱい増やすこと。そんな想いをDelicious Smile(デリシャス・スマイル)というネーミングとブランドシンボルに込めました。
野菜の種類に応じたパッケージのデザインやサイズ、多岐にわたる使用用途に対応するため、さまざまなタイプのブランドシンボルやロゴタイプ、カラーパレットをあらかじめ設定。どのような展開となっても、ブレずに同一のコミュニケーションができるよう設計しております。
石井 敦(株式会社エフインク)
ブランディングディレクター
中野 博文(株式会社エフインク)
ブランディングディレクター