CASE STUDY

概要

豚肉にたくさんの「ねがい」を込めて。

千葉県旭市の豚肉ブランド「花悠」。自然に近い豊かな環境の中で育てられるのが特徴で、日本各地の指折りのレストランやホテルのシェフに選ばれています。

 

花悠の「花」は「食卓に笑顔を咲かせたい」、「悠」は「のびのびと健やかに豚を育てたい」という想いで名付けられ、その想いを体現するブランドを目指して、2019年からプロジェクト開始。ブランドシンボル、イラスト、コピー、webサイト、商品パッケージやパンフレットなど幅広く制作し、花悠のブランド体験を一新しました。

 

花悠(かしゅう) WEBサイト

課題

未来をつくる子どもたちのために。

1973年、豊かな自然環境の千葉県旭市で、代表がはじめて16歳の時に豚を飼育しはじめたのが花悠の始まりです。
花悠が長年大切にしてきたのが「食べる人の健康につながる豚肉づくり」。
花悠の豚肉が、それを食べた子どもたちの体をつくり、未来をつくる。
大人はもちろん、食べ盛りの子どもたちが心から安心してお腹いっぱい食べることができる豚肉であることを、ブランディングを通してしっかり表明していきたいという強い思いがありました。

提案

ハーブで育つ安全で高品質なボタニカルポーク。

花悠を「ハーブで育つ安全で高品質なボタニカルポーク」と定義し、その健やかさや信頼性を表現。
飼料や飼育環境、食べる人の健康につながる研究、子どもたちへの想いなど、花悠に込められてるさまざまな「願い」を「ぶたにねがいを」というステートメントに込め、イラストレーションを活用したやさしく温かみのある世界観を構築しました。

「花悠」の名前に込められている思い、飼料の工夫、おいしさの秘密、飼育環境の詳細などについては、事実やデータに基づいて情報を整理。Webサイトやパンフレットでわかりやすく訴求。
「ねがい」が実際の行動に裏付いていることを伝え、安心感や納得感を醸成しています。

また、「未来をつくる子どもたちにおいしく豚肉を食べてもらいたい」という気持ちから、子どもも大人も口ずさみたくなるような歌「ぶたにねがいを」を制作。
やさしい歌詞とメロディで、食育の一環として「いのちをいただくこと」について改めて考えさせられるものとなっています。

成果

やさしさとおいしさを感じる、他にはない世界観を実現。

ブランディング後、千葉県とちばの「食」産業連絡協議会が開催する「食のちばの逸品を発掘」で「やさしいポークジャーキー」は2020年に直売所部門で銅賞、「パクチーウインナー」は2021年に直売所部門で銅賞を獲得。
SNS等にも力を入れ、さらなる認知度の拡大を目指しています。

施策・制作物

ブランドコンセプト

商品パッケージ

花悠をよりおいしく見せる、各商品の特性を活かしたパッケージデザインを模索。

花悠の世界観のイラストと連動したシールを制作し、中身が見える安心感を活かすデザインに仕上げました。

パンフレット・リーフレット

パンフレットでは、飼料やおいしさ、飼育環境の詳細について、事実やデータに基づいて情報を整理。「ねがい」が実際の行動に裏付いていることを伝え、安心感や納得感を醸成することを目指しました。

ブランドサウンド

食卓が花悠の魅力に触れるためのやさしい入り口として、花悠の歌「ぶたにねがいを」の楽曲を制作。

思わず口ずさみたくなるようなやさしい歌詞とメロディで、花悠に込めた想いや、いのちをいただくことの大切さを表現しています。

webサイト

WEBサイトでは、花悠のブランドの世界観を活かし、花悠の想いである「ぶたにねがいを」を丁寧に訴求。

ご家庭でご購入される方はもちろん、レストランやホテルのシェフなどのプロフェッショナルの方々に向けた情報を整理し、花悠の魅力を伝えています。

 

花悠(かしゅう) WEBサイト

ブランドロゴタイプ

シンプルながらも力強く、ゆとりのあるロゴタイプ。

花悠にはじめて触れる方でも素直に「kasyu」と読んでもらえるようなデザインレイアウトを追求しました。

ハーブで育つ安全で高品質なボタニカルポークであること、豊かな自然環境の千葉県旭市が産地であること、代表が16歳の時に豚を飼育しはじめた1973年というはじまりの年をブランドシンボルと合わせて訴求することで、花悠ブランドへの信頼や安心感を醸成することを目指しました。

チーム